X線CT技術は、20世紀70年代に発明されており、社会的に大きく貢献してきました。
弊社が創立した当時、X線CT装置に付随するCT再構成と3次元表示ソフトは外国製のものが多く、
ソフト単体では装置価格の約3割りを占めていました。
弊社は、GPU計算のために改良したCT再構成アルゴリズム搭載、3Dプリンター向け出力可能、
リアルタイムで3D計測、3D欠陥検出など高付加価値の機能を与えるCTソフトを安い値段で市場に提供することで、
次の効果を期待しています。
・CT装置の製造・調整が容易になり、幾何精度も良くなる。
・CT装置の製造コストが少なくなり、X線CTを用いた検査市場の活躍を期待する。
・その上、高速、高画質のCT装置は、「ものづくり」の品質管理に貢献する。
弊社が開発したTomoShop® は、三次元CT再構成と三次元表示、
計測機能を一体化した国内初の統合解析ソフトであります。
TomoShop® は、数多くのパラメータを持つX線CT装置において、
高速・高画質・高汎用性機能を有する特徴があります。
平成10年吉林大学大学院数学研究所計算数学博士課程修了後、
同大学の講師、平成12年8月来日、筑波大学の外国人研究者、
産業技術総合研究所のテクニカルスタッフと研究員、
日本国内のX線検査装置会社の主任研究員を経て、平成22年3月(株)緑野リサーチ設立、
代表取締役就任、現在に至る。理学博士。
CT再構成、ボリューム可視化、コンピュータビジョン、システム制御、
画像処理などの研究と開発に従事。2009-2013国際雑誌『World Journal of Radiology』
(Baishideng Publishing Group出版)のEditorial Boardメンバー。
2006年日本医用画像工学会論文賞、
日本医用画像工学会会員。